2018年12月 9日 (日)

ラダーレスでの戦い方

(ラダーレス総論)
ラダーレスそれ自体の優劣を議論するのは適当でないと思います。
操縦者の才能や機体の適性など、他の要素が多く関係しているからです。
DLGに関していえば、現段階ではあった方が総合的に有利だという充分な証明はされてないと思います。世界戦でも上位にいますし。
そこで現時点では、多くの要素の一つとして組み込んだ時に自分の総合パフォーマンスが上がるならそっちを選ぶという考え方になるでしょう。
ラダーはあった方が自由度が高いことは自明であり、一方で垂直尾翼の剛性を一部失いランチがちょっぴり下がることも自明です。
また、ラダーレスに適した機体と全く不適な機体があります。

ラダーによってコーディネートターンができていて、しかもその方が良い飛びにつながっているのかどうかの立証は極めて困難です。
自由度が高い=優れているとは即断できない理由がここにあります。
車が3ペダルならだれでも速く走れるのかという話と似てきます。
そこに加えて、エレベータ操作と相互干渉の少ないラダー操作の技術が必要になります。

私のようにラダーを打つ才能がないなと思ったらやめてしまってリソースを別方向に振り向ければいいと思います。
もちろん趣味の話ですから、ラダー操作が好きならラダーを付けるべきです。

(各論1:機体の特性)
ラダーレスの最初の問題は機体に向き不向きがある点です。ラダーレスでは大変飛ばしにくい機体も存在します。そして向き不向きをまとめたインプレは存在しません。
実績が見当たらない機体でラダーレスを試したい人は「とりあえずラダーサーボを積んで舵角をゼロにしてみる」しかないのです。
好みのエルロンディファレンシャルとしたとき、ラダーがなくても我慢できるかどうかで決めるほかありません。
向かない機体ではサーマルでひどく回りにくくなり、同型機に負け続ける羽目になります。
たとえば先週の四国サーマルで使ったProgressはエルロンのパワー不足も相まってラダーレスに向かないと思っている機体です。そこで日本戦後にラダーサーボを載せました。機体がラダーレスに向かないため下手でもラダーを使わなければサーマルで上がり負けるという判断です。
逆にFireblade2は今後もラダーサーボを載せるつもりはありません。

(各論2:調整)
スプリング+片引きの場合、ラダーサーボを載せて滑りテストを行ってからラダーをロックするのが手軽です。
ラダーを舵角ゼロにし、ダイブに入れて垂直に引き起こします。これを何度も繰り返して滑り傾向をつかみ、まっすぐな姿勢で上昇するようラダートリムを取っていきます。
(※ループを繰り返すのでも構いません)
まっすぐ上昇するようになったらラダーをテープでロックします。前後方向にテープを数本貼り、またヒンジ溝を覆います。その後も滑りテストをしてください。
(※テープをはがす際は直貼りスキンをはがしてしまわないように注意)
サーボはお好みでコネクタを抜いて残してもいいし、降ろしてもかまいません。

わたしはフルブレーキ時にわずかに自分から逃げるように、右翼の下げ量を少し小さく設定しています。
自分に方に寄ってきたらペグをつかみにくくなるからです。

(各論3:飛ばし方)
ラダー付きの頭のままでラダーレスを飛ばしても自由度を失うだけです。
ラダーレスでは脳リソースをエレベータ操作に振り向けます。「エレベータを制する者はグライダーを制する」です。
エルロンは急舵を打たずなめらかに入れ、機首が旋回方向に入るのを一瞬待ってエレベータを打ちます。
ラダー付きは多少速度がぶれてもラダーで強引に頭を向けてしまうことができます。しかしラダーレスは速度を一定に保たないとうまく頭が入りません。この点はかえって速度維持に有利に作用します。機速がゼロになるまで効くラダーを持たない代わりに、そのような速度域まで入り込まないフライトができるのです。
ラダーレスは多くの場合サーマリング中の切り返しが不得意になる傾向があります(FB2はそうでもないですが)。そこで切り返しを避け、同じ旋回方向のまま旋回を伸び縮みさせて軌道を修正します。
しかたなく切り返す時は速度をつけて切り返します。

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2018年10月24日 (水)

F3K日本選手権 2018

Dsc09200_2

久しぶりの更新になりました。

上里で開催された日本選手権に出場し、4位で終えました(結果)。

予選全ラウンドと決勝1~5ラウンドはFireblade2を使用しました。
決勝5ラウンドでペグを破損したためラウンド途中でProgressに切り替えました。予選後半からランチが上がらないなーと思っていたのですが、これは今思えばペグの緩みの症状の一つです。
しかし普段使わない中指ガードをつけていたのと、「疲れだろう」という判断からペグの異常を疑いませんでした。
Progressに切り替えた途端にランチ高度が回復しました。

トラブルを乗り越えて最終の同時投げタスクで一人だけ1000点を獲得し、4位をもぎ取れたことには大変満足しています。

今回、大会前に台風の影響で仕事が多忙となり、まとまった練習時間が取れませんでした。
そのなかで早朝などのわずかな時間を見つけては低空サーマルの練習をしていました。
DLGになって以来低空のサーマルをあきらめることが多かったのですが、F5J機を飛ばし始めてそれではダメだと気付かされたのです。
無回転でランチして約30mの高度からどれだけ粘れるかという課題を課し、ジャベリン時代に置いてきた低空サーマルを思い出すことを心掛けました。

その結果、低空から持ち直して上昇できたことが今大会5~6回あったと思います。
5m未満から持ち直したこともありました。今までではありえなかったことです。

Fireblade2は操縦が非常に容易な機体ですがProgressは(特に風が吹くと)難しい機体です。ロール&ヨー軸の自律安定性が高くなく、エルロンのパワーも不足気味です。フラップもあまり下げることができません(対してFB2は11㎜ダウンまで使えます)。
難しい機体は端的に操縦者のパフォーマンスを奪います。下手になったのと同じことだからです。
しかしProgressの高速特性の素晴らしさは誰もが知るところです。この強みを生かすには飛び方を変える必要があります。

Progressは予選から櫻井尚人君が素晴らしい飛びを見せていました(1回助手で操縦を見ることができた幸運もありました)。
決勝最終Rは急きょそれを真似ることにし、まっすぐ飛ばして細かく回らず、サーマルでも速度維持、サーマル中でフラップをできるだけいじらない、バンクをあまり変えない・深くしないことを心掛けました。

いろんな場面で少しだけ余裕を持った対応ができたのは出場2回目ならではでしょう。
競技は「上手な人が出るためのものではなく、上手になりたい人が出るもの」だと思っています。
みんなで出ましょう(心の声:エントリーフィーを下げるためにも)。

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2018年3月 4日 (日)

STRIX F3K A-Spread (Hard)

ロシアRocket ModelsのSTRIX F3Kです。

この機体を飛ばしてしまうと1.5mがでかくて重くてめんどくさくなるという厄介な弊害があるので、あえて距離を置いていました。
オーナーたちの評価の高い機体です。
モスクワからの発送ですのでロシア発の荷物としては最も早く届きます。
送金はPayPalでユーロ(銀行不可)。送料は安いのですがPayPal手数料がかなり痛い。

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今回は初めてハードバージョン(A-Spread)を導入。
主翼の重量は同時に来たスプレッド版に比べて11g重い88gでした(キット状態)。
ハードバージョンの主翼はものすごい剛性。

キットはいつもながら素晴らしい仕上がりです。
これはきめの細かいコア材も貢献しています。
★ただし瞬間接着剤は使えませんので注意★

完成重量はバラストチューブを含めて189g。サーボはX08Hが3コ、ラダーレス。
充分軽量です。凹みに強いのでこちらのバージョンの方がお勧めだと思います。

◆製作◆
サーボは胴体搭載型と主翼搭載型を選べます。私は胴体搭載が楽で好き。
ラダーを除けば製作で迷う点はありません。
簡単な図面を書いて胴体に穴をあけ、エルロンロッドを取り出します。
ハッチは下面。
今回は水平積み用X08Hを使ったのでサーボベッドは下のような感じ。
面倒だったら板材を貼り付けてマスキングテープ+瞬間でOKです。

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ペグは翼に刺さる部分が矩形のままなので、尖った形に整形してください。

エレベータはスプリング&ワイヤー(付属しません)。
スプリングは0.4㎜コの字で、トルクは舵で秤を押して70gあればOK。

このメーカーはなぜかラダーヒンジを右に入れるので、ラダーレスのスキッドスリップ調整は大変難儀します。
ヒンジ溝に前後方向木目のバルサ(圧縮に強いものなら何でもOK)のクサビを入れ、これを少しずつ削りながら上空で垂直上昇試験を繰り返すのです。

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ラダーを使いたい場合は通常と違う「閉じる」スプリングを入れるかロッドを使うしかありません。閉じるスプリングを入れるのは大変苦労します。

今回重心は61㎜に設定(メーカー推奨は58㎜~)。

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◆フライト◆
ランチははじかれたように気持ちよく上昇します。
無風ノーバラでも55mを楽に超えてきます。
機体が小さいので他の機体よりも上がってる錯覚を受けるのが快感です。

性質自体は素直でおとなしいのですがスパンが短い分エルロンがクイックですので、1.5m機と同様に扱いたい人はエクスポか舵角で調整してください。

Snipeに似ているという評価が最もしっくりきます。
しかし翼型はかなり違います。こちらの方がアンダーキャンバーが前方から始まっています。

スピードモードは2mmUPあたりが良い感じになりました。
サーマルモードは1.5㎜ダウン。

バラストを25g積んでみたところ意外に面白いことがわかりました。
奥の深い機体です。

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2018年3月 3日 (土)

国際送金

ゆうちょ銀行の国際送金(窓口で行う場合)の料金が5月7日から値上げされるそうです。現在2,500円のところ、口座間送金が4,000円、現金→口座送金が5,000円となります。

一方今年からゆうちょダイレクト(ネットバンキング)で送金できるようになりました。こちらは料金が2,000円です。
ただし、ゆうちょダイレクトと窓口では指定通貨が異なりますので注意が必要です。

たとえばチェコだと、ゆうちょダイレクトは原状チェココルナのみが指定通貨になります。
窓口で払う場合はユーロのみでした。

送金の際は売り主と使用できる通貨をよく確認してください。

なお、ゆうちょダイレクトを利用する場合、一定の国については登記手数料が無料になったらしいので、それらの国については多めに送金する必要がなくなりました。対象国はご確認ください。

PayPalは限度額が100万円になっています。しばらく前に使った時は10万円ぐらいだったと思います。手数料は払う前に要確認です。

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2018年2月25日 (日)

最近の写真

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ロシアRocket Models製のGhost F3Kが届きました。
オーナーに仮組してもらいました。素晴らしい仕上がりのキットです。
Strixが素晴らしい飛びをするのでこれも期待大。
ただしラダーヒンジが例によって逆(右にヒンジ)。
製作者たちはプッシュロッドを使うと言ってますがワイヤーが2本入ってる謎仕様。

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翼型が興味深いんですがピンぼけ

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Ghostのアクセサリー類。写っていませんがやたら細いワイヤーとカシメパイプも付属しています。
メカベッドは凝ってますがちょっと重い。
こう見えて加工しなきゃいけない箇所はけっこうあります。

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調整が一進一退のProgress。

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普段飛ばすのにもってこいの癒し系Maat1。

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Eos2 F5Jフルカーボン。チェコTilia Model製。3700㎜、1300g未満。
昨秋私と同時に輸入したお友達の個体。
当初は翼型がSD7037とやや古いことが気になったのですが、飛ばすと大変素晴らしい飛び。
フライトはハンドランチより簡単です。2mぐらいの軽くて易しい電動機という雰囲気でリラックスして飛ばせます。
4mハイエンド機の半額という大変お買い得な機体ですが、主翼が二分割なので送料が高くつきます。
★注:3分割モデルEos3が登場しました。送料節約のため3分割モデルを作ってほしいとリクエストしたのが効いたかな?

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2018年2月12日 (月)

Progress F3K セッティング中

Progressのセッティングを行っていますが先週も今週も強風。
製作はまた載せます。

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約235gで完成し、50gのバラストを積んでテスト中のログ。

バラストは30、50、75gが付属。
風の中なので70mぐらい出てます。

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ランチは軽く、高く、またスピードモードではものすごく走ります。

Fireblade1&2もそうですが、この機体もハイアスペクトレシオではありません。
主翼面積は21.3dm2あります。
これは幅広い条件に対応するためで、特に高速性能の良さに一役買っています。

風が強くてあまり調整になりませんでした。

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2018年2月 5日 (月)

Maat2 F3K

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Maat2 F3K
これまたOndrejから取り寄せた機体でロハセルを芯材にしたシャーレ工法の競技用機です。
Ondrejが使用して競技で活躍しています。
今回は風の中での使用を考えてMedium版(標準270g)を取り寄せました。
カーボンスキンのみのラインナップで軽中強の3タイプあり。

<制作>
サーボはエルロンがBluebird BMS-A10S(WV)、エレベータがX08、ラダーがTS1002。
エルロンサーボは主翼搭載。シャーレなのでサーボ接着位置に融通が利きます。
尾翼はいずれも付属のスプリング+ワイヤーを使用。
胴体が狭いためバラスト搭載は苦労するでしょう。

<フライト>
驚くほど素直で安定した操縦特性を持ち、荒れた風の中でも手放しで飛べる時間が多い機体です。

サーマルもわかりやすく、これまたよく上がります。加速もよく、気持ちよく飛べます。
ランチも素直です。強風の中のフルランチでも平気でした。

重量をそろえればFireblade2と互角に戦えるかなという気がします。荒れた中ではMaat2の方が使いやすいはずです。

<まとめ>
私が知る限り、最も操縦が容易なDLGです(Strixも同様に極めて容易ですが、落ち着きという点ではMaat2の圧勝です)。
※Maat1も操縦性はよく似ていますが、2の方が操縦は容易です。
操縦が容易な機体は、操縦技量が上がったのと同じ効果があります。

機体を壊さない程度に上達したレベル以上の人ならだれにでも勧められます。

シャーレなので損傷の際の修理が困難な点が数少ない欠点です。

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2018年2月 3日 (土)

Maat1 F3K

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Progressと一緒にOndrejから取り寄せたMaat1 F3Kを組み立てました。2015年にも1機製作しています。
低価格帯で圧倒的なコストパフォーマンスを持ち、高価な機体との違いは主翼剛性だけだと言っても過言ではない優秀な機体です。
若き設計者Jan Pejchar氏のデザイン。

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主翼はグラス直貼り在来工法(非型内成型)。胴体は一体成型(カーボン+ケブラー黒塗装)

主翼は左右一体なのでつなぐ工作は不要。満足いく仕上がりです。
主翼は大変薄く、剛性に限界があるのでランチは50m弱が限度です。
ただし高度が並んでしまえば2倍以上の価格帯の機体と互角以上に戦えます。一流の上空性能を持っています。
ペグはT型じゃなく主翼貫通型ですが、私はこっちの方が好きかもしれません。
ただし、エルロンが端まで来てるのでペグキャッチに少しコツが要ります。エルロン端はサンディングして丸くしましょう。

Dsc00404

ハッチは下面。中翼かつハッチ後方が狭いためバラストの搭載は難しいです。
ケント紙と瞬間でバラストルームを作り、その形に合う鉛を成型するのが良いと思われます。

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<製作>
メーカーの製作手引き
主翼に穴をあけるところから始まる、古典的な製作です。でも一度は経験しといたほうがいいと思います。
★主尾翼に瞬間は使えません!XPSのコアなので溶けます。ロハセルしか経験してない人は要注意です。

メーカー作例はボトムドライブですがトップドライブにしました。
簡単な図面を書いてエルロンロッド穴をあける位置を考えましょう。
エルロンロッド穴は「縦長(上下方向に長い穴)」にあければ主翼剛性への影響を最小限に出来ます。シャーレ機でスパーに貫通穴をあける場合も同じです。

胴体サーボはバルサでサーボベッドを作り、その上にマスキングテープを巻いたサーボを瞬間で貼っただけです。

今回のメカはエルロンはDS09SCDが2個、エレベータはX08、ラダーはTS1002(D47)。
競技でも十分使えるレベルでエコノミーな仕様です。自分用じゃないのでラダーがついてます。
(ちなみに日本戦で使ったFB1はDS09+HS45を1セルドライブでした。)
ラダー、エレベータともスプリング&ワイヤー。
エレベータスプリングは経験上、舵で秤を押して80gぐらいあれば上尾翼でも安全です。

251gで完成しました。ノーズバラストが10g載ってるのが惜しい。
DS09は1セルではやや動作が遅いので、元気に動かしたい人はエルロンサーボをもう少し速いのにしてください。
DS09はニュートラルが良くて安いので私は好きです。

<フライトインプレッション>
重心は78㎜あたりがおすすめです。

ランチは軽いですが主翼(エルロン)剛性の都合で風があってもなくても50m弱が限度になります。主翼から「ぶおっ」という音がしたらそこが限界です。
上反角少なめなので自律安定は気持ち少な目ですが充分リラックスして飛ばせるレベル。

足が速く、風の中ですいすいと前に出ます。沈下は重量なりです。
リフトが大変わかりやすく、また上がりがとても速いです。すばやく高度を回復して次のサーマルを探しに行けます。

強度の都合上ランチに限度がありますので若いパワーランチャーが競技に使うには勧められませんが、それ以外ならだれにでも勧められます。

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2018年1月 6日 (土)

Fireblade2

Pb030237

Fireblade2はポーランドGCM 製の競技用DLGです。レイアップ等はオーダーに応じてくれます。私の機体はDouble Sheer Webを追加してもらいました。ノーバラ216g。
この後で作った最軽量バージョンは208gで仕上がりました(ただし最軽量バージョンは軽いバラストしか付属しません)。

1がすでに素晴らしい機体でしたが、2になってさらに優れた機体となりました。特徴は以下の通りです。

・新モールドによる直張り主翼。翼型は同じものを使っているそうですが1より薄くなっています。より正確になったとのことです。

・余裕のある新胴体。便利なノーズコーン式は従来通りですが、開口部は下面になりました。バラストは上面から。
なにより胴体4サーボとなったのが大きな違いです。

<製作>
製作は短時間で終わります。ペグ以外はすべて瞬間で作業ができます。

改善したい箇所は1か所だけ。エレベータホーンが低すぎるので、高くしてください。こうしないとワイヤーがエレベータ台座と干渉します。

エルロンはサーボ側・舵側ともにボールリンクを回転方向(首振り方向ではなく)に用いています。
エルロンロッドは主翼側についていくことになりますが、外す時にきついことがあるので要注意です。胴体側の穴を少し前後に広げる必要がある場合があります。

ボールリンクの動きが渋い場合は仕上げ用のコンパウンドを塗ってボールを動かし、研磨します。その後コンパウンドをよくふき取っておいてください。

<フライト>
ランチは高く、性質は素直で操縦は容易です。サーマルの感度も抜群です。
サーマルでの上りが大変速く、バラストを積んでもすいすいと上がります。
フラップは11㎜ダウンという大舵角まで有効に使えます。
サーマルでの上がりに関してはこれまでStrixという化け物がありましたが、重くしてもさらに早く上がれそうです。
失速は穏やかで、ノーバラではスピンに入れるのは困難です。

<まとめ>
トップレベルの性能を持つすばらしい機体だと思います。高速性能に関してはFlitz2に譲るという評価があるようです。
製作の容易さも特筆すべきです。
なお私はラダーレスとしました。

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2018年1月 3日 (水)

Progress製作開始

と行きたかったところですが、指定サーボ(X08H)が届いていないのでちょっと紹介だけ。

ProgressはチェコのComposite Brossが生産するDLGで、2017年の世界戦前から好成績を出して注目を集めていた機体です。

薄い主翼と大きめの翼面積を特徴としており、幅広い条件への適応を主眼にデザインされています。
設計のJan Pejchar氏は過去にThowtやMaatをデザインしており、現在最も注目すべき設計者の一人です。
特にMaat1は在来バギング製(非雌型)の安価な機体ながら上空では最高レベルの性能を示し、一躍氏の名前を有名にしました。

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Progressのアクセサリー。真鍮のバラスト、それに3Dプリントされた主翼サーボベッドと胴体のサーボベッド+バラストホルダーが目を引きます。
バラストホルダーは長短がありますので発注時に選ぶといいでしょう。この長いタイプは前方にメカを詰め込める自身のある人向けです。

Dsc00021
下がProgress。上はその前作に当たるMaat2(胴体はMaat1と同じ)。

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同じデザイナーの作品であることが読み取れます。尾翼位置はProgressが下でMaatが上。キャノピーは逆にMaatが下。

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