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2017年6月 3日 (土)

古文の苦手な高校生たちへ

古文は文法が面倒くさいので、いきなり挫折する人が多いようです。
しかも、教科書の取り上げる文章の内容がいまいち面白くありません。
でも古文には面白い文章がたくさんあります。

古文の面白さは、当時と今との違いではなく、むしろ当時と今とが同じところを見つけるところにあると思っています。千年前でもやっぱり日本人なんだなあというところが山ほど見つかる、それが古文の一つの面白さです。

私のおすすめ勉強法は、対訳付きのものを多く読みながら同時に文法の学習を進め、対訳付きを読んでいく中で発見的に文法を身に着けていくというやり方です。
原文の中で気づいた助動詞の意味は確実に身につきます。
とにかく訳の付いた原文をたくさん読んで、慣れてみてください。

逆に文法を一通り覚えてから文章に取り掛かる、というのは記憶力の怪物だけにしかできませんのでやめましょう。

対訳はできればあまり意訳しないで、直訳に近いものがいいでしょう。古文の先生に聞いてみてください(昔は旺文社文庫という良い本があったのですが)。
とっかかりは平安時代のものをすすめます。なかでも今昔物語集(本朝世俗部)や枕草子をおすすめします。これらは何より内容が面白いので楽しく読み進められます。

文法はまず品詞の「定義」を覚えてください。助動詞活用表を覚える以前に、そもそも「助動詞」とは何かを説明できない人が多いのです。これは中学校の現代文で習いますので便覧をよく見て頭に叩き込みます。

品詞のうち名詞と動詞は誰でも知っていますが、それ以外が大事です。日本語は名詞と動詞だけでは意味が通じません。これは現代文も古文も同じです。

たとえば、彼女・星・見る というふうに名詞と動詞を並べただけでは、言いたいことを正しく伝えられません。
実は、(私は)彼女「と」星「を」見「たい」と言いたかったのかもしれません。
こういうふうに、助詞と助動詞を補って初めて正しい意味が伝わります。
それがわかってから単語を覚えていきます。

次のステップは活用と、何型に接続するかを覚えることです。
接続の覚え方は(万一)質問があれば書きます。

以上

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