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2013年6月 1日 (土)

こそ已然形

「馬鹿を言え」「嘘をつけ」などという言い方をすることがあります。

おかしな言い方だと思いませんか?
これは中学で習う 係り結び が元なのではないかと思います。
つまり「言え」「つけ」は命令形じゃなく已然形なのではないかってことです。
係り結びの意味は強意です。
「馬鹿をこそ言え」=「(こいつは)馬鹿なことを言ってやがる!」となるわけです。
「嘘をこそ言え」なら「(おまえは)嘘をついている!」という意味になります。
その中間が省略されて「馬鹿を言え」「嘘をつけ」になったのではないかと思うわけです。

さてそうなると問題は、ちょっと昔のお母さん方が口にしたであろう「嘘を言いなさい」です。
これは已然形ではありませんので上記と矛盾します。
思うに、この表現は表現の原型を知らないお母さん方が「嘘をつけ」の表現を命令形と勘違いしたまま丁寧にしたために、元の已然形が失われたのではないかと推察します。

係助詞「こそ」だけは已然形によって係り結びを作ります。
他の「ぞ」・「なむ」・「や」・「か」は連体形で結びます。
なお係助詞「は」・「も」は係り結びを構成しません。

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