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2013年6月28日 (金)

FW4.2製作

Dsc01995 Dsc01999金色ストライプを貼っています。

VortexにつづいてFW4.2(受託)を製作しました。

仕様はライト/ウィングレットなし。カーボンティッシュ貼りの尾翼つき。
キット重量: 主翼118g、胴41g、尾翼14g。
完成重量: 全備255g(主翼123g、胴体132g)
メカ:エルロンサーボ D60、尾翼サーボ HS-35HD&5035HD 電池 520mAh LiPo
電力消費(平均): 82mAh/30分

機体製作

Dsc01971
まず真鍮パイプからトルクロッド式エルロンホーンを製作しました。
これがこの機体で一番面倒な作業かもしれません。
作業には万力等が必要です。
トルクロッド式エルロンホーンはVortexと似ていますが、リンク方法が異なります。
FWは穴にピンを通すタイプの一軸リンクですので、穴さえきれいに開けばVortexで苦しめられたボールのガタと無縁です。
Dsc01992
トリエルロン部は新アイデアを用いて接続しました。軽量・確実・滑らかでテープのようなズレが徐々に生じることもなく、作動抵抗のない追従が可能です。が、この方法はトリエルロンの拘束効果がなくなります。

メカ積み
Dymond D-60はエルロンに推奨サーボとなっていますが、サイズが大き目なのでカウル内に接触しないよう搭載するにはちょっと苦労するかもしれません。
余裕を持って搭載したい場合は小さめのサーボの使用をおすすめします。
この機体はテールが極めて長いため、多くの場合ノーズウェイトが必要になります。
垂直尾翼は過大なぐらいですのでパイプを縮めても良いかもしれませんが、水平尾翼は自作するなどの手当てが必要になります。

Dsc01990
純正スタビレータは強力なスプリングでダウンに引っ張られています。
このスプリングの交換は垂直尾翼を壊さないと出来ません。
そこでサーボホーンをアップ側に引くスプリングを装備してトルクをアシストしています。
これによる舵の残りなどの影響はありません。もっとも、装備しなくてもサーボのトルク不足など安全上の問題はありません。

試験飛行
軽いランチでもよく上がります。試験飛行では高度計41mまで試しました。
ライト仕様なので50mを目指すようなことはしませんが、楽しむのには十分すぎる高度に達します。
FW4.2はAG翼型です。最新の競技用機ではあまり見かけなくなっていますが、競技以外の使い方をする際に性能が劣るようなことはありません。
競技では上空での高速性能の強い=距離の出る翼型が好まれる傾向ですが、扱いやすさに難を感じるものもあります。新しい=すべて良いというわけでもありません。
AGはその点トップ選手以外には積極的に選択する良さが多くあると言えます。

操縦性は素直で扱いやすく、使用する速度域で気になる癖のようなものはありません。
思ったとおりの動き方をしてくれる機体で、よく切れる刃物のような心地よさです。
刃物と書きましたが尖った扱いにくさはありません。
異常姿勢ではテールスライドでよく滑ってヒヤッとすることがありましたが、問題にする必要はまったくありません。

この機体の欠点は胴体ポッドのカーボンが薄くて硬く粘りがないため、卵の殻のような割れかたをすることです。
修理を困難にする要素ですので、ちょっと初級者には勧めにくい機体です。
経験者のレクリエーション用の機体としてはいまだに最高峰の機体のひとつと言ってよいでしょう。

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2013年6月16日 (日)

Vortexテスト中 (追記)

Vortexですが、説明書通りの製作ではエルロンにフラッターが出るので対策が必要なようです。

説明書通りの製作では40m前後でフラッターが出ました(HS-5045HBの厚い樹脂サーボホーン・一番内側の穴)。

そこで以下のように対策しました。

①真っ先に目に付く原因はサーボホーン側のボールリンクで、ガタに加えてボールが軸から離れるため首振りを起こし、リンケージが動きます。
※これは金属製サーボホーンでは起こらない可能性があります。
そのためサーボ側ボールを廃止し、信頼しているMPJet製クレビスに変えます。

②さらにエルロン側ボールリンクを変形
リンクを何種類か交換しましたがどれもガタが出ました。
そこであえてボールリンクの外周数箇所をペンチでつまんで変形させガタを完全に無くし、動作をきつくします。
(追記2:後日再びガタが出たためリンクを万力で挟み、厚さ方向を圧縮)

③さらにサーボホーンを短く加工。サーボ同士の上面をカーボン板で連結強化。説明書ではサーボ下面を貼り付けるだけですが、上面も固定してサーボをまったく揺れないようにします。

これでノーバラスト270g・高度計50m程度(体感無風)のランチまではフラッターは出ませんでした。
これ以上は地面がぬかるんでいたため試せませんでした。
足場の良いときに追加試験が必要です。

Vortexlog

(追記)午後に追加試験しててペグ周辺を座屈させました。ペグは説明書通りに取り付けたものでした。
機体の強度も説明書の標準的な製作法も、「大多数のユーザー」向けのものです。
想定しうる全ユーザーへの対応をメーカーに求めるのは不経済・不合理ですから、大多数を上回る自覚がある人は自己責任で対処しましょう。
この機体も従来のようにペグ周囲の上下面にカーボンのパッチを当て、翼端からカーボンピンを通すようにした方が良いでしょう。

なおエルロン自体の剛性はトルクロッド式リンケージの場合でも十分なようです。
これ以上の対策が必要になった場合には主翼にサーボを移設するぐらいしか考えつきません。

JJ Edge(302g)はHS-45HB(アナログサーボ)を翼根に積み、エルロンのほぼ根元(中心線から35㎜)でトップドライブとしています。風速約5m/sまでフルパワーを試してみましたがフラッターは出ていません。
この機体は(バラスト脱着が面倒というしょーもない理由で)あえて重めのモデルを希望して送ってもらいましたが、自分のランチの衰えを痛感することになりました。
投げ切れません。
Dsc01922

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2013年6月 3日 (月)

Vortex製作のつづき2

説明書通りに作っていたので書くことが無くなってしまいました。

Vortexは270gで完成しましたが鉛が在庫切れで重心だけ未調整。
あと4~5gノーズバラストが必要です。
説明書通りに作らなかった箇所はメカの搭載方法ぐらいで、重量には影響しません。
メカベッドはネジ1本+尾翼サーボホーンを外せば全てのサーボをまとめて取り外せます。
写真は後日明るいところで撮って載せます。

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2013年6月 1日 (土)

Vortex製作のつづき

Vortexはやや凝った構成のわりにキットの加工度がちょっと低いので、製作には少し時間がかかります。ただ個々の作業にわかりにくい部分はありません。

Dsc01957
比較的面倒なのはスタビレータまわりだと思います。

エレベータのリンケージはバージョンアップしてプッシュプルが標準になったようです。機内にパイプが据え付けられています。
一応糸にもできるようにトーションバーは入っていました。
Dsc01958
付属のペグはフォームコア入りです。樹脂+カーボン粉を使ってほぼ説明書通りに設置しました。
ペグ表面はサンディングで成形してあるため、カーボンが毛羽立たないよう樹脂で固めました。

Dsc01959
エルロンリンケージ。ギャップシールは剥がして作業し、後で新作します。
トルクロッドを接着する際は細く切ったマスキングテープでヒンジラインを養生しましょう。樹脂も盛りっぱなしじゃなくきちんとビニールやフォルダ片で押してロッド上下の隙間が埋まるようにするとよいです。

さてこの機体、よく見ると取付角がほとんど付いていません。
初飛行がスリリングでしょうね。
おそらく胴体をランチ時の気流方向に合わせて少しでもランチを稼ごうとしているのでしょう。
滑空姿勢はちょっと上を向くことになりますね。いくらか抵抗で損することでしょう。

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こそ已然形

「馬鹿を言え」「嘘をつけ」などという言い方をすることがあります。

おかしな言い方だと思いませんか?
これは中学で習う 係り結び が元なのではないかと思います。
つまり「言え」「つけ」は命令形じゃなく已然形なのではないかってことです。
係り結びの意味は強意です。
「馬鹿をこそ言え」=「(こいつは)馬鹿なことを言ってやがる!」となるわけです。
「嘘をこそ言え」なら「(おまえは)嘘をついている!」という意味になります。
その中間が省略されて「馬鹿を言え」「嘘をつけ」になったのではないかと思うわけです。

さてそうなると問題は、ちょっと昔のお母さん方が口にしたであろう「嘘を言いなさい」です。
これは已然形ではありませんので上記と矛盾します。
思うに、この表現は表現の原型を知らないお母さん方が「嘘をつけ」の表現を命令形と勘違いしたまま丁寧にしたために、元の已然形が失われたのではないかと推察します。

係助詞「こそ」だけは已然形によって係り結びを作ります。
他の「ぞ」・「なむ」・「や」・「か」は連体形で結びます。
なお係助詞「は」・「も」は係り結びを構成しません。

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イダフリークなど

★イダフリーク(IDAFLIEG=インテレッセンゲマインシャフト・ドイチェ・アカデミッシャー・フリーガーグルッペンの略)はドイツ学術航空集団連合会とでも訳しましょうか。

ドイツ各州の大学学術航空集団、いわゆるアカフリークの集まりです。
この会は毎年サマーミーティングというものを行っています。
下の動画はそこで行われる性能実測の様子です。



グライダーの性能はメーカー発表の目安値がありますが、これは計算上のものにすぎず実機の完成前から発表されていたりするものです。滑空比の実測は容易ではありません。
イダフリークではまず厳密に性能を把握した機体を用意し、早朝にこの機体と並行して飛行することで両者の高度差から性能を計測します。もちろん様々な速度で計測します。
この動画で性能を計測しているのは複座電動グライダーのe-Geniusです。
性能標準機は「聖なる」DG-300です。


2015年から実機グライダー競技に13.5mクラスが導入されます。
その代わりワールドクラスは終了。

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