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2011年6月16日 (木)

実機の話題


Perlan Projectをご存知でしょうか。
グライダーで高度10万フィートを目指そうという野心的な計画です。
http://www.perlanproject.com/

私がモーターグライダーで飛んでいた高度の100倍というのは想像がつきません。

計画の第一段階は市販されている機体に故スティーブ・フォセット氏等が乗り込み、2006年に5万フィートを超える高度記録を達成しました。
飛行は与圧スーツを着用して行われました。通常のグライダーの高々度飛行のように酸素チューブを鼻に差し込むだけの方法ではこの高度に耐えられないのです。

第二段階では専用の機体を新たに製作して目標達成を目指しています。
機体を製作しているのはWindward Performanceというアメリカの会社です。小型プラスチックグライダー、Sparrowhawkで知られています。
私の古いサイトでもリンクしていましたので、ご存知の方もいるでしょう。
http://www.windward-performance.com/

専用機は窓のデザインと主脚が引き込み式でない点から見て与圧されるものと思われます。
現在はメス型を制作中のようです。
詳細は上記サイトでご覧下さい。

この会社は野心的な電動VTOL機のプロジェクトにも手を貸していますが、こちらは実現可能性が低そうなにおいがします。


さて、空飛ぶ自動車というのはよほど夢がある計画らしく、古くから多くの計画があります。
わたしは良くできた道具は単能と思っていますのでゲテモノとして見ているのですが…。組み合わされる要素が今日の水準ではそれぞれ複雑ですので、なおのこと難しいものになりがちです。
現在の自動車に求められる基本的に満足すべき性能を盛り込んでなおかつよく飛ぶというのはほぼ不可能と考えていますが、いくらか自走できるだけでよいのなら可能なのでしょう。しかしそういったものが優れた製品と言いうるかはどうにも疑問です。
もちろん過去のテイラー・エアロカーのようなわずかな素晴らしい成功作を否定するものではありません。むしろ好きです。
昨今話題になったテラフュージア社の「トランジション」は全面的に設計を見直すことになったようです。想像図を見る限り、三面揚力式をあきらめて通常の尾翼形式になるようです。テスト飛行の映像でいつもトリムがフルアップになっていたのに違和感を覚えていたのですが、やはり幅を制限されたカナードの効きには問題があったのです(重心もどうだったのかと思いますが)。
計画に暗雲が立ちこめています。

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コメント

高度3万メートルとは凄すぎますね。
ゼロ戦の3倍
私がメカ的に好きな高高度偵察機Ju 86 R-1の
2倍の高度を飛ぶのですからね。

投稿: 西の通行人 | 2011年6月18日 (土) 21時05分

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