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2011年6月28日 (火)

notos DLG 進空

Notos005 Notos004 胴体断面は逆三角風味

日没前にnotosの初飛行を行うことが出来ました。

全備重量は275g(ノーズバラスト11g)で仕上がっています。
軽くはありませんが、無風&無サーマルでない限り、特に重くて困る数値ではありません。

ランチの振り抜きは軽く、素直に上がります。

先に「素材構成等から特に最先端の性能を狙ったものではないだろう」と書きましたが、思いのほか良く飛びます。これはこのまま競技に出られますね。

滑空は速度の乗りがよく、抵抗の少なさを感じます。

飛びは素直で、操縦は容易です。難しさや違和感を感じる人はほとんどいないでしょう。
旋回初動時のラダーはきっちり必要です。ミキシングを入れるなどしてください(比較すると先のOrionはラダーもエルロンディファレンシャルもほとんど必要ありません。面白い違いがありますね。)。
ブレーキは60度以上下がるようにしましたのでよく効きます。

総じて、DLGへの移行者から競技フライヤーまで広く勧められる良い機体だと思います。
直貼りですので修理もシャーレよりずっと容易です。

Notos006 8ピースのコアが美しいシルエットを形作ります。

次回入荷は9月頃の予定とのことです。

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2011年6月27日 (月)

Mistral DLG

ミストラルDLGです。

Mistral106 Mistral101 Mistral103

Mistral104 Mistral105

ポーランド製の競技用DLGです。
主翼はシャーレ。尾翼は直貼り。
グラススキンのスタンダードと、カーボンスキン版があります。

主翼面積等の数字を見ると普通の機体なのですが、実物はなぜか大きく見えます。
主翼は厚めの非AG系列。
設計・製造者はポーランド最高のフライヤーで、この機体もユーロカップ戦を始め多くのタイトルを保持しています。

胴体が長くしかも余裕があるため、主翼にサーボを積んでもノーズにはあまりバラストがいりません。
この写真の個体は274gで完成しています。
胴体には余裕がありますが、フラッターに耐えるためにエルロンサーボはメーカー指定通り主翼に積んでください。

この機体の美点はサーマル旋回に入れたときの性能にあります。片方の翼をピボットにしたような気持ちのいい旋回が可能です。上がりで強い、通好みの機体と言えるのかも知れません。
当初ロールレートが遅く感じましたが、舵角やディファレンシャルを見直したところキビキビ動くようになりました。

外観はひし形断面のテールパイプが太くもっさりして見えますが、何とも言えない説得力があります。実力者が作った機体だからでしょうか。
主翼の仕上げはきれいな部類だと思います。尾翼は合計12gと、面積の割に相当軽いです。

外観の志向は私とは逆ですが、嫌いかと言われれば逆で、好きな部類です。
飛びの方も私好み。

製作の方ではエレベータリンケージがパイプ内に入っていますので、やや工作力を要求します。
テールを糸でリンクすれば260g台も可能です。

カーボン版は290~300g程度になります。

クラフトるうむに数機入荷しています。

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2011年6月26日 (日)

notos DLG製作中

Notos001 Notos002 Notos003

チェコ製DLG、notosです。

写真の段階では生地完成で、メカが載っていません。

主・尾翼は直貼り。主翼はキットの状態でニ分割となっていますので、接合作業が必要です。この形式のキットは多いので説明は省略します。
胴体は容積に余裕のある黒ゲルコートのグラス+カーボンパイプ。合計40gと軽量です。

直貼りの仕上がりですが、純白のコアに樹脂リッチのグラス貼りでほれぼれするばかりの美しさです。
カラーは翼端、それに裏面の太いストライプ。今回入荷分は濃い青ですが、次回はバリエーションがある可能性あり。硬い塗膜で、エタノールでは溶けませんでした。
この純白のコアですがきめが細かく、硬くて良いものです。
主翼は接合・ペグ設置後で130g程度です。取り立てて軽量ではありませんが、翼型再現度も高そうですし滑らかなので良く飛びそうです。
前縁はカーボンが入っています。主翼剛性は充分だと感じます。

ポッドはノーズが短いのでバラストが必要になりそうです。ノーズが短い機体って格好いいんですけどね。
尾翼は糸+スプリングにするなど軽量化に努めた方がよいでしょう。なお尾翼自体は軽量です。
ポッドのネジ受けにアルミ材が入っています。タップを切る必要がありますが、持っていない人はこのアルミを外してベニヤに置き換えてもいいでしょう。
胴体に4サーボを搭載することも可能ですが、グラス貼りですからフラッター対策が必要になるやも知れません。

パイプのポッド側内側にはケブラーが巻いてあります。

製作中ですが、すばらしいキットです。デザインと仕上げが素晴らしく、さらに真っ白な主尾翼は実に上品です。
材質や構成等からして最先端の性能を狙ったものではないのでしょうが、一機欲しいと思わせるたたずまいがあります。良く飛びそうな気がします。

ペグ以外の小物は付属していません。製作は経験者向けです。

この個体は間もなく初飛行できそうです。

※現在あと1機だけ在庫があるそうです。クラフトるうむにお問い合わせ下さい。
同時入荷の電動機(6サーボで1800mm&2000mm)も若干数残っているそうです。

(製作)
1.主翼
主翼にサーボ穴を掘り、中央部からこの穴に向かってケーブル穴を開けます。私は細い穴を開けた後、熱したピアノ線で広げました。
中央部にはバルサが入っていますので、接合前にここを削って角度をそろえます。
ケーブル穴の位置を記録して、主翼をエポキシ接着剤で接合します。
その後カーボンクロスで巻きます。私はネジ穴周囲を樹脂+マイクログラス充填しました。

2.尾翼
独特なVマウントが付属しています。しっかり接着して小さな穴を開け、ピンを打っておくと良いでしょう。テールパイプに尾翼を接着します。

3.テールパイプを仮止めして主翼の位置を合わせ、ネジ穴を開けます。

4.最後にテールパイプをポッドに接着します。ポッド側は荒いペーパーで荒らしておきます。

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2011年6月25日 (土)

Orion F3K DLG進空

Orion011 Orion012

5m程度の風のある夕暮れでしたが、Orionのテスト飛行をしてきました。

重量は296g。胴体が134g、主翼が162gです。

この機体は3番目に製作された機体で、世界ではじめて出荷された個体です。
最初期のロットのため胴体が厚めで重いとのことでした。今後限界を詰めていくそうです。
胴体が重めなのでノーズバラストが20g程度入っています。

主翼・胴体ともNC加工されたプラグから製作されています。
主翼はシンセティックコア材のシャーレ。尾翼は直貼り。

主翼はスタンダードバージョンで、この下にライト、上にカーボンがあります。
ライトとはコアが異なります。瞬間でも溶けない硬いコアが用いられています。
スタンダードでもMistralのカーボンに相当する高価な機体です。

翼型はAGとはゆかりのないもので、6.7%とのことです。
写真でも中央部で独特のカーブが見て取れます。
比較的薄い下記サーボがギリギリでした。

サーボはハイテックHS-5045HBデジタルサーボが3個。ラダーにD47。
きわめて低い胴体のため、5045のサーボホーンは30度ほど下に折り曲げてキャノピーをかわしています。
テールリンケージは糸。エルロンサーボは主翼搭載です。

土手越しのローター風がありましたのでおっかなびっくりのテストになりました。

ランチですが、入力に対して過去に例がないほど高いです。40m付近で一伸びする感じがします。
ちょっと風がありましたが半分程度の力で50mに届いていたでしょう。
お若くない設計製造者のテストでは58mとか出していますので、これはやはり高いのだと思われます。

空中ではあまり重さを感じません。

コントロール系は詰め切れていませんが、ロシア製の二機種(アクセントとミニマ)ほどイージーではないようですが不都合なし。
なぜかロールレートが遅いのですが、ここのMistralも遅かったです。
重心などのテスト結果に関してはメーカーがフィードバックを求めています。いろいろ試してみることにします。

次回は製作が進んでいる新型機Notosをお送りします。
同時入荷している電動機Daidalosについてはささきさんのブログでご覧ください。

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2011年6月20日 (月)

今回は4機同時ですが、

Orionが1機とミストラルが2機、それにスカイウォーク2の4機同時作業です。
DLGたちはペグまわりやホーンなどの樹脂作業中心の段階なので1機に数分しかかかりませんが、1日1回しか作業できません。
スカイウォークは作業台を占領しますのでけっこう難儀です。

DLGがメカ積みの段階になると大変です。
何が大変かというと、作業に取り掛かるまでの踏ん切りが。

ミストラルの1機は新品ですが1機はリンケージのやり直しを含むオーバーホールで入庫しています。

カーボンアウターパイプが胴体~テールパイプ内に接着されていますので、これをはがします。
一見厄介ですが作業は簡単です。インナーロッドを誤って接着してしまう事故の際にも使えます。
どうやるかというと、アウターより内径の太いカーボンパイプをリンケージパイプの上にかぶせるように突っ込んで行ってバリバリとはがしてしまうのです。実に簡単な方法です。使うのは金属パイプでも構わないでしょう。
※ポリイミドにはこの方法は使えません。

ただハッチからテールパイプにアクセスするのに角度があるとパイプを突っ込むのに難儀します。テールからでは入らない場合もありますし。そういう場合の方法も別にあるのですが、またの機会に。

Orionに接着したシーガルペグは1.2gのものです。
60mレベルのランチでは折れません。

新品Mistralに使うのは誤って厚く作ってしまった1.7gのシーガルペグです。
これはランチでは絶対に折れません。

明日にはもう1機、新顔の製作が加わる予定です。
これの製作もいずれ写真入りで紹介する予定です。
これも日本第1号の機体だと思います。

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2011年6月16日 (木)

実機の話題


Perlan Projectをご存知でしょうか。
グライダーで高度10万フィートを目指そうという野心的な計画です。
http://www.perlanproject.com/

私がモーターグライダーで飛んでいた高度の100倍というのは想像がつきません。

計画の第一段階は市販されている機体に故スティーブ・フォセット氏等が乗り込み、2006年に5万フィートを超える高度記録を達成しました。
飛行は与圧スーツを着用して行われました。通常のグライダーの高々度飛行のように酸素チューブを鼻に差し込むだけの方法ではこの高度に耐えられないのです。

第二段階では専用の機体を新たに製作して目標達成を目指しています。
機体を製作しているのはWindward Performanceというアメリカの会社です。小型プラスチックグライダー、Sparrowhawkで知られています。
私の古いサイトでもリンクしていましたので、ご存知の方もいるでしょう。
http://www.windward-performance.com/

専用機は窓のデザインと主脚が引き込み式でない点から見て与圧されるものと思われます。
現在はメス型を制作中のようです。
詳細は上記サイトでご覧下さい。

この会社は野心的な電動VTOL機のプロジェクトにも手を貸していますが、こちらは実現可能性が低そうなにおいがします。


さて、空飛ぶ自動車というのはよほど夢がある計画らしく、古くから多くの計画があります。
わたしは良くできた道具は単能と思っていますのでゲテモノとして見ているのですが…。組み合わされる要素が今日の水準ではそれぞれ複雑ですので、なおのこと難しいものになりがちです。
現在の自動車に求められる基本的に満足すべき性能を盛り込んでなおかつよく飛ぶというのはほぼ不可能と考えていますが、いくらか自走できるだけでよいのなら可能なのでしょう。しかしそういったものが優れた製品と言いうるかはどうにも疑問です。
もちろん過去のテイラー・エアロカーのようなわずかな素晴らしい成功作を否定するものではありません。むしろ好きです。
昨今話題になったテラフュージア社の「トランジション」は全面的に設計を見直すことになったようです。想像図を見る限り、三面揚力式をあきらめて通常の尾翼形式になるようです。テスト飛行の映像でいつもトリムがフルアップになっていたのに違和感を覚えていたのですが、やはり幅を制限されたカナードの効きには問題があったのです(重心もどうだったのかと思いますが)。
計画に暗雲が立ちこめています。

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2011年6月14日 (火)

新型機登場

庭でホタルを見かけました。川やきれいな用水は近いのですが、初めてでした。びっくりです。
なお、この用水(幅3m、通常水深20cm)は住宅地の中を流れていますがシーズンにはアユやモクズガニがよく取れ、たまにカワセミも見られます。コンクリートの川床には無数のカワニナがいます。

Orion001 Orion002 Orion003
今年のF3K世界戦用に開発された最新鋭機Orion F3K DLGを製作します。
正式な出荷は世界戦後になります。
この個体はメーカーの出荷世界第1号で、一機だけ入荷したものです。

設計・製造者はユーロツアー戦で優勝経験のあるF3K代表選手(トップ通過)で、ドイツでの競技デビューの結果は上々だったようです。

主翼が薄くなっています。型がフレッシュなので実に美しい仕上がりです。
一体型の胴体も新型です。

なお現行機Mistralも同時に入荷しています。カーボンとグラスが若干ずつです。
クラフトるうむにお問い合わせ下さい。

本機は胴体に余裕がありますが、エルロンサーボは主翼に積んでください。


先日のMinima2proですが、発注された方の希望でフラットなペグを装備しました。写真で気づかれた方もいることでしょう。
3の字のシーガルペグは相性があるようです。

許可を得てテスト飛行を続けていますが、重い主翼にもかかわらず岩のように硬い胴体のおかげでランチが素直で高く、また足があって快適です。
重さゆえに常に大きなエネルギーを持っていますので気を使う部分もないではないのですが、少し余裕を持って飛ばせばどうということはありません。
あまりぷかぷか浮かせようと思わない方がいいでしょう。

昔はこのぐらいの重量の機体を何機か飛ばしたんですが、すっかり体が忘れています。

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2011年6月 8日 (水)

Minima2Pro

Minima2pro01 Minima2pro02 Minima2pro03

Minima2Proです。

外皮はテキストリームをバイアスに使ってあります。大変贅沢です。
剛性は圧倒的ですが、重量が335gと今時珍しいスーパーヘビー級。

組立はグラス版と同様に行っていますが、いくつか変更を加えています。

①全部デジタルサーボとした(ハイテックHS-5045HB)。
②主翼内サーボの支持を増やした(上下スキン両方に負担させた)
③エレベータターンポイントを垂直尾翼に内装した

グラス版はアナログのハイテックHS-45Bとしていました。
ニュートラル特性等の点で優秀なサーボですので、普通はこれで十分です。
カーボン版では強風下でのフルランチを想定して保持力の高いデジタルとしました。
尾翼も引っ張りに耐える方向では保持力に期待してデジタルとしましたが、常時テンションがかかっているため電池の消耗は増えることでしょう。
これは調子を見てアナログに換装するかもしれません。

重量は50g増しですが、グラス版同様に軽く投げても上がってくれるので、全力で投げなければ数字ほどの負担は感じません。

上空では重量が効いてすいすい走ります。
最良滑空比となる速度はグラス版よりかなり速くなりますから、感覚の修正が必要です。

ブレーキは効きすぎるぐらい効きます。パス角調整がめんどくさいので効き目を制限しています。

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2011年6月 4日 (土)

さらに飛行テスト

Minima2001 Minima2002

あらい君が来たので写真を撮ってもらいました。

このMinima2、軽く投げてもランチが高いと感じます。

メーカーは無風45mは保証するよと書いてますが、たしかにわたしの半分の力のランチで40mを超えます。
ランチの良さはあらい君も見ていて感じたようです。

変な失速やスピン癖もありません。

全体の仕上げの良さはAkcent2に譲ります。
しかし飛行に関しては総じて優れた機体と思っています。

現在艤装中のテキストリームバージョンでフルパワーをかけたらどうなるのか楽しみです。もちろん、力を二倍入れたからって高度が倍になるわけではありません。

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