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2011年4月17日 (日)

実機の話題

ドイツのフリードリヒスハーフェンでAERO2011コンベンションが開催されています。
http://www.aero-expo.com/

有力メーカーの実機グライダーがいくつかデビューしています。スケールモデラーは注目です。

老舗シェンプ・ヒルトからはニンバス4の後継に位置づけられるQuintus:クィンタス(独語ではクヴィントゥス)が登場しています。スパンは23mとやや小型化されましたが滑空比は60程度とされていて、ニンバス4と同等とのことです。
名称はおそらく「5」からつけられたのでしょう。末尾が-usで終わるのはシェンプ社のクラウス・ホリカウス以降(Cirrus以降、オーストリアを除く)の設計の伝統です(彼の姓名が-us・-usで終わるためではないかと言われています)。
翼端に目立つ後退角を持つ平面型は複座の最新作Arcusゆずりです。ただクィンタスは単座のためArcusのような前進角がないようなので、後退角が目立ちます。

電動グライダーで有名になったアンタレス社からは、クィンタスと同じ主翼をもちいる電動グライダー、アンタレス23Eが出展されています。
アンタレス社は電動モーターパッケージをシェンプに供給するなど、協力を強めています。

アレキサンダー・シュライハーからはオープンクラス複座機、ASH30Miがデビューしました。
このジャンルで最も売れたASH25の後継機です。
前作と同じくマーティン・ハイデ氏が設計チーフを務めています(ただし前作は胴体設計が中心でした)。
http://www.alexander-schleicher.de/Neuigkeiten/aktuell_103.htm

イタリアのAlisport社の機首に折りペラを装備する離陸可能な電動グライダー、Silent2 Electroにも注目です。RCではよくあるスタイルですね。
もはやRCスケールグライダーの機首にペラが付いていてもおかしくない時代になったと言えましょう。
以前紹介したFESと同じ構成ですが、こちらは離陸できます。ただ、見る限りペラと地面とのクリアランスは大きくないので、動画でもテールギアを付いたまま離陸していきます。
http://www.alisport.com/eu/eng/silent2electro.htm

そのほか今回出展されているわけではありませんが注目すべきなのは、コンコーディアというプロジェクトです。
有名グライダーパイロットのディック・バトラー氏が主導する、超ハイアスペクトのオープンクラス単座機を製作するプロジェクトです。
長い開発期間を経て、最近かなり形になってきています。製作にはAS社を定年退職した直後からゲルハルト・ヴァイベル氏(ASWの”W”)が関わっていますので、事実上彼の新作です。
胴体前半をASG29から拝借し(ASで製作してもらったもの)、後半を自作してつなげています。製作風景は必見です。
http://soaringcafe.com/2011/01/concordia-supersegler/

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