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2011年4月28日 (木)

柔道のはなし

幼少期を過ごした赤道直下、スマトラ島でのことです。
ある日、柔道の修行をしながら各国を巡っているという青年を父が家に連れてきたことがありました。
父は公務のかたわら現地で空手の指導をしていましたので、気が合うところがあったのかもしれません。

私も何か記憶に残っている気がするのですが、その人の顔までは覚えていません。

~時は巡り、わたしの中学時代。

友人に誘われてなにげなく柔道を始めました。中学3年時に段位を取得し、高校では主将も務めました。
が、柔道はそこでやめてしまいました。

先日、家族でさきの柔道青年(当時)の話が出たのですが、両親がその名前を覚えていました。
その方の名は仙石常雄氏。

…!柔道のテキストか雑誌で見たことがある!大変有名な先生だ!

ネットで調べると両親も「そうそう、この人だ」。
柔道の総本山・講道館のウェブサイトに掲載されている技の解説の写真のほとんどに、この仙石八段が登場しています(「取り」といって、技をかけている側)。
気づかなかったところに縁があったのです。

仙石先生は現在インドネシアに道場を開設され、指導に当たっておられます。

なおまったく関係ない話ですが、赤道直下のインドネシアよりも今暮らしている岡山の方が夏は暑いのです。
私は沖縄にも住んでいましたが、岡山は沖縄よりも暑いです。
インドネシアも沖縄も、摂氏35度になることはまずありません。
知り合ったインドネシアからの留学生も、岡山の暑さには参っていました。

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2011年4月19日 (火)

マイクロ機の現状 6

110418a 左:私 3.2dm^2 26g  右:Iさん 3.4dm^2 26g

110418b 上:Iさん 下:私

一見似たような印象の2機ですが、翼型がかなり違い、性格も違います。
私の機体が高速型。Iさんの機体は浮きに振った印象。
私の機体の方が尾翼も上反角も大きいのに運動性に劣ります。なぜ…?

さてマイクロ機でも翼型が要になるわけですが、公表済みの翼型でマイクロDLGの要求に完全にマッチするものを探すのは難しいようです。

マイクロ機とはいえRCグライダーに変わりはありませんので、広い範囲を探り歩くことが求められます。滞空時間もさることながら到達距離も大変重要な要素なのです。RCは決まった速度で飛べばいいわけではありません。速度による性能差を意図して使い分けようとします。
また可能な限り広い速度レンジを要求されます。風の中でも飛ぶことも求められますので、沈下だけに着目するわけにはいきません。
さらに、RCは出会ったサーマルで状況に合わせて旋回することも要求されます。低速できついバンクでの旋回維持も求められます。これはおそらくフリーフライトでは求められない項目でしょう。
ランチの到達高度ももちろん重要です。

以上の要求をできるだけ掬い上げようとすると、フリーフライトに用いられる翼型とは違った性質が欲しいと思う場合があります。
フリーフライト機は上記に挙げたようなRCの特性とは異なるものが求められますから、違いが出るのは当然なのです。

これとは別の製作上の観点からは、軽量化の要求から主翼の体積が小さいことも求められます。

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2011年4月17日 (日)

実機の話題

ドイツのフリードリヒスハーフェンでAERO2011コンベンションが開催されています。
http://www.aero-expo.com/

有力メーカーの実機グライダーがいくつかデビューしています。スケールモデラーは注目です。

老舗シェンプ・ヒルトからはニンバス4の後継に位置づけられるQuintus:クィンタス(独語ではクヴィントゥス)が登場しています。スパンは23mとやや小型化されましたが滑空比は60程度とされていて、ニンバス4と同等とのことです。
名称はおそらく「5」からつけられたのでしょう。末尾が-usで終わるのはシェンプ社のクラウス・ホリカウス以降(Cirrus以降、オーストリアを除く)の設計の伝統です(彼の姓名が-us・-usで終わるためではないかと言われています)。
翼端に目立つ後退角を持つ平面型は複座の最新作Arcusゆずりです。ただクィンタスは単座のためArcusのような前進角がないようなので、後退角が目立ちます。

電動グライダーで有名になったアンタレス社からは、クィンタスと同じ主翼をもちいる電動グライダー、アンタレス23Eが出展されています。
アンタレス社は電動モーターパッケージをシェンプに供給するなど、協力を強めています。

アレキサンダー・シュライハーからはオープンクラス複座機、ASH30Miがデビューしました。
このジャンルで最も売れたASH25の後継機です。
前作と同じくマーティン・ハイデ氏が設計チーフを務めています(ただし前作は胴体設計が中心でした)。
http://www.alexander-schleicher.de/Neuigkeiten/aktuell_103.htm

イタリアのAlisport社の機首に折りペラを装備する離陸可能な電動グライダー、Silent2 Electroにも注目です。RCではよくあるスタイルですね。
もはやRCスケールグライダーの機首にペラが付いていてもおかしくない時代になったと言えましょう。
以前紹介したFESと同じ構成ですが、こちらは離陸できます。ただ、見る限りペラと地面とのクリアランスは大きくないので、動画でもテールギアを付いたまま離陸していきます。
http://www.alisport.com/eu/eng/silent2electro.htm

そのほか今回出展されているわけではありませんが注目すべきなのは、コンコーディアというプロジェクトです。
有名グライダーパイロットのディック・バトラー氏が主導する、超ハイアスペクトのオープンクラス単座機を製作するプロジェクトです。
長い開発期間を経て、最近かなり形になってきています。製作にはAS社を定年退職した直後からゲルハルト・ヴァイベル氏(ASWの”W”)が関わっていますので、事実上彼の新作です。
胴体前半をASG29から拝借し(ASで製作してもらったもの)、後半を自作してつなげています。製作風景は必見です。
http://soaringcafe.com/2011/01/concordia-supersegler/

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2011年4月 8日 (金)

発売されました

P1050842

クラフトるうむからマイクロSAL組立セットが発売されました。

写真は同セットに含まれるものと同じ素材・メカから製作された岡本さんの機体です。
フィルム貼り済み30g台中盤とのことです。これが一つの目標になります。

モジュール式送信機のユーザー向けのセットです。

主翼の磨きだしですが、翼型や平面型は原寸図が入っています。
はじめて作られる方は600×80×6㎜バルサを別途購入するなどして一度主翼の製作を練習してみても良いかもしれません。

大きくて硬いサンディングブロックを用いると上手に削れます。
大きさはかまぼこ板を2倍の厚みにしたものぐらいがあれば足りるでしょう。
これに貼り直しのできる両面テープを用いてサンディングペーパーを貼り付けます。
番手ごとにいくつかブロックを用意すると便利です。
両面テープははがせる側を木材側にしてください。

塗装仕上げの場合はクリアラッカーをおすすめします。
蛍光塗料等で翼端を目立つようにしておくと視認性が向上します。

フィルム仕上げにする場合は軽く1回クリアを吹いて毛羽を落としておくといいでしょう。
付属のクラフトるうむウェットフィルムは伸び縮みしません。アイロンをかけてもごくわずかしか縮みません。曲線部等は細かく切り込みを入れて折り返すようにします。
尾翼には全面にフィルムを張る必要はありません。ラッカーで仕上げたのち切り離してヒンジラインを斜めにカットする加工をし、細く切った上記フィルムを貼ってヒンジにします。

※早速品切れになってるようです。

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2011年4月 5日 (火)

幼稚園

スマトラにいた当時、私はサベリウスという名のキリスト教系の幼稚園(小学校も併設)に通っていました。
日本人学校は現地にはありませんでした。

長らく「サベリウス」という聖者にでもちなんだ名前なんだな、と思っていたのですが、先日調べてみたところ…
名前の由来になったサベリウスはフランシスクス・サベリウス(Fransiskus Xaverius)で、これはオランダ風の呼び方なのです。

綴りでピンと来られたでしょう。サベリウスとはフランシスコ・ザビエルなのです。

インドネシア独立後もオランダ人はインドネシア国内に多くいましたし、この幼稚園の園長先生他多くの先生(シスター)たちもオランダ人でした。
詳しく書きませんが、独立の経緯もあってオランダ人の対日感情は良いものではありませんでした。
しかしオランダ人シスターたちは私たち兄弟に対して他の生徒に対するのと同じように常に優しく、また愛情を伴った厳しさで接してくれました。
毎週歌っていた賛美歌とともに、長い年月を経た今も深く心に刻まれています。

なお私たち家族はキリスト教徒ではありません。

当該幼稚園は現在も健在のようです。

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2011年4月 2日 (土)

マイクロ機の現状 5他

110402d 110402b

最新のマイクロDLGです。
全備重量は25g。若干重量が増えているのは全面クラフトるうむウェットフィルム貼りとしたからです。
2gほど増加します。
このフィルムはジャベリン時代によく用いられたもので、薄いですが素晴らしい引張高度を付加してくれます。なお熱をかけてもほとんど縮みません。
フィルム貼りとしたのは、柔らかいバルサだったためペグ周辺がたびたび裂けたからです。

フィルム貼りの効果はてきめんで、ねじれ剛性が大幅に向上し、また性能も向上しました。

同フィルムは10年ぶりぐらいに使った気がします…いや9年ですか。

主翼は前作(胴体は使い回しですが)に比べて翼面積を増してアスペクト比を落とし、尾翼もやや拡大しています。
上半角は130mmとかなり大きめに付けましたが、これはやや多すぎました。岡本さんは110mmあたりにされているようです。

翼型は最大翼厚位置をかなり前(11%)とし、アンダーキャンバーをこれまでより若干少なめにしました。アンダーキャンバーの位置も前進させています。厚みは7.3%。
この翼型は大当たりのようで、本機の性能はこの翼型に負うところが大きいと思っています。

この翼型は前作で完成後にどんどん主翼を削りながらテスト飛行をした成果をふまえています。
こういうことは、バルサムクの主翼にしかできません。

性能ですが、軽量なためかランチはあまり上がりません。無風で30m台中盤未満というあたりです。
しかし上空での性能は過去最高で、まず負ける気はしません、と強がっておきます。

フルサイズでもいやだなと感じる風速5m前後でも十分遊べることがわかりました。
無風での計測がまだですが、良い数字が出るでしょう。

110402a 110402c 110402e

シルエットが実にエレガントなIさんの1mクラスの機体です。かなり修理を重ねていますが50g台前半です。
完成時はエルロンが付いていたのですが、現在廃止されています。
実験的な意味合いが強い機体で(全ての機体がそうですが)、今後の発展がとても楽しみです。

右は私の機体と並べたところです。

Mistral004 こちらはフルサイズ機、ミストラルF3K(カーボンバージョン、291g)。

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