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2010年12月29日 (水)

マイクロ応用2

Osiris201 Osiris202 Osiris203

マイクロ機技術の応用第二弾。
以前書いた修理中の機体はOsiris2でした。
初期型のバルサシャーレグラス・インナーシェルにディザ補強された仕様です。

尾翼にマイクロDLGの主翼と同じ表面処理をしたバルサ製のものを用いました。
やや大きめの尾翼で、水平垂直あわせて12.1g。
在庫のもっと軽いバルサを使えばまだ軽くなりそうです。

この機体は修理預かりのついでに、オーナーのご好意で私の次期主力機が入荷するまでの代打として借りています。

もともとのポッドブーム一体型胴体は大変硬く軽いものです。
しかし他の機体に比べて著しく全長が短く、とても重い主翼のイナーシャに抗するに十分とは思われませんでした。また尾翼も平板でした。先述したとおり、胴体を折損しているためブラスターのパイプを移植しました。

標準の特異な左右分割スタビレータは、過去にこの形式を試した経験から強度等の面で信用していません。胴体の修理ついでに一般的なものにしてしまいました。

パイプ延長に伴い水平尾翼面積は縮小し、垂直尾翼の面積は維持しました。また、非対称翼型としました。

主翼に凹みが多くありましたので直しました。バルサシャーレはこういうちょっとした凹みをパテなどに頼らずきれいに直せる点が好きです。

尾翼リンケージは1mm/0.5mmカーボンパイプ+0.4mmステンレス線で行っています。
エルロンは2mm/1mmカーボンパイプ+0.8mmピアノ線。

メカルーム及び開口部が大変大きく、エルロンサーボを胴体に移してもメカ積みは容易です。
しかも大きな開口部にかかわらず胴体剛性は大変優秀です。大げさなメカトレイは必要ありません。
この点はDLG初心者にはいいのですが、この機体は尾翼周りに弱点があってDLG初心者に勧めがたいのが残念です。

オーナーはエルロンにJR381、尾翼にTS1002を搭載していました(エルロンサーボはすでに標準と異なり胴体に搭載)。
エレベータに1002というのはちょっと気に入らないのでこれを見直し、ハイテック5045HBを買ってエレベータサーボとし、1002はエルロンに割り振りました。

この状態で初飛行。しかし30m前後のごく軽いランチでエルロンにフラッターを生じました。
そこでJR381をエルロンサーボにし、1002はラダーにしました。
この状態で301gで完成。うちノーズバラスト8g。

現在40m弱のランチまで行ってフラッターは出ていません。ここから先の速度はフラッター即分解となりうるため、尾翼等の強度にも注意しつつ慎重にパワーをかけていきます。

(フライトインプレッション)

ランチは素直にまっすぐ上がります。軽く投げてもよく伸びていきます。
沈下は軽量な機体に比べれば劣りますが、優秀です。
旋回は素直で変な癖を感じません。飛ばしやすい機体に仕上がりました。
重いのですがサーマルがとても分かりやすいと感じます。サーマルを探すのが容易な機体です。
モード間の特性差もわかりやすく出ます。主翼の再現性が良いのでしょうか。
失速特性がよく、重さの割に片翼をピボットにしたかのような旋回が可能です。失速特性がよいのはウィングレットの効果も考えられます。ターニングストールは非常に穏やかです。スピンは意図せずには入りません。

借り物ですので全力で投げることはないでしょうが、そこまでしなくとも充分楽しめる優れた機体だという印象です。
この機体を最初に見たときから「全長がもう少し長ければすぐ買うのにな~」と思っていたのですが、その印象を裏切りませんでした。

上空の性能だけ見れば競技で活躍できるレベルだと思いますが、ランチの高さはこの個体で突き詰めることはしませんので総合評価はしません。

とりあえず近くにややくたびれたDLA5-2のオーナーがいますので一戦交えてみたいところです。

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コメント

タイトルからまた1100mmを作ったのかと思いましたよ。
年明けにまた勝負しましょう。現状では機体アドバンテージはあるはずなので負けるわけにはいきませんね。

投稿: ややくたびれたA5-2オーナー | 2010年12月30日 (木) 01時20分

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