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2010年6月 8日 (火)

修理とかペグとか

FW4.2ディザーバージョンが修理のために入庫しました。
何度かさわらせてもらいましたが、FW4.2はいい機体ですね。

さてこの機体はキャッチ直前の乱流のために翼根がオーナーのすねに激突してしまったのです。
前縁がくしゃっとなり、当たったときに翼端が前進しようとしたため後縁も裂けました。
開いた前縁から覗くと、幸いメインスパーは健在です。

100608c 100608b

過程は撮っていません。赤で囲った部分が修理した部分です。
バルサシャーレなので瞬間が効きますが、瞬間を使うと硬くなりすぎてサンディングでうねりやすくなります。そこで修理は全てサンディング可能な木工ボンドか樹脂で行います。

まず水を含ませてバルサのしわを伸ばします。アイロンを当てるかどうかは樹脂がどれだけ熱に強いかを見えないところで確認して判断します。この機体はアイロンを使えました。

乾燥後に裂けた部分をいじくりまわしてできるだけかみ合わせ、接着剤か樹脂で固めます。
そのままではうねっているのでサンディング。その後、マイクログラスを貼っていきます。
グラスを貼ったらサンディングして段差をなくして、さらに樹脂を塗って磨いて。
樹脂塗り~磨きは3回行いました。最後にコンパウンドをかけてできあがり。
翼根部なので長いサンディングブロックが使いにくく、完璧な仕上げとは行きませんでしたがまあ性能には影響しないでしょう。
コンパウンドはガラス繊維の隙間に入りすぎないよう、よくウェスに染みこませて軽く磨きます。

塗装やゲルコートで仕上げていないナチュラルフィニッシュの機体なので、修理後はどうしても汚くなってしまいます。しかし表面はかなりきれいに直りました。

なおFW4.2はかなり熱に強い樹脂を使っているようです。高温で硬化促進することができたので1日3回樹脂作業ができました。

ところでFWはちゃんとスパーをトップスキンに接着していますね。

100608i100608j 100608k

お次はペグです。
製作記事にも書きましたが、A4FXのペグは極薄(最厚部1.3㎜)になっています。
主翼との接着部が小さくなりますので、太いカーボンピンを2本貫通させて強度を確保しています。
薄くした最大の効果は、ペグの抵抗が減ったせいか旋回の不得意方向がなくなったことです。

一度ペグ後方の後縁アラミド部分が裂けかけてぐらつきました。次回作るときはペグが刺さる部分の主翼表面をまずカーボンで覆うことにします。

100608f 100608g

主翼表面はまだぴかぴかです。
エルロンヒンジ部にも段差は生じていません。新Vカットレスヒンジの効果?
主翼のリフレッシュはまだ必要なさそうですね。
この機体は完成からほとんどメンテナンスしていません。当初の目論見通り、使い減りしないタフな機体に仕上がったようです。

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