« 上達法を探る 03 | トップページ | これは楽しい »

2010年1月 9日 (土)

上達法を探る 04

コメントへの返信が滞っています。申し訳ございません。Dsc00022
4回目です。

操作能力の補足をもう少し続けます。
なお先のメニューの練習ですが、高度に不安がある方はショックコードで揚げる機体などでおこなっていただいて構いません。

※ DLGはショックコードで揚げないように注意してください。DLGは主翼の曲げ剛性を重視されませんので、ショックコードで揚げるとわりと簡単に主翼が折れます。
※ 同様の理由から、超高速からいきなりフルアップを引くような過激な宙返りは危険です。

今回は旋回にまつわる錯覚について考察してみます。

風があるとき

無風時のサーマル旋回は丸くすることを目標とします。
※ 実際にはサーマルのコアを探しながら円を変形させますが、修正を行わないあいだはリズムよく一定の周回を行うことを目標にしてみましょう。

風が出てきたときは注意が必要です。

100107

風が吹いたとき、同じように旋回している機体を地上から見るとこんな感じになるはずです。
ポイントは機首が風上や風下に向き始めるときに速度の錯覚を起こしやすい点です。これも前回書いたピッチングを生む元になります。

錯覚は「機速」について生じます。見た目から完全な対気速度を知ることは出来ませんので、この錯覚は慣れても完全には消し去ることは難しいものです。そこで、チェックするポイントを変えてみましょう。

前回述べた「旋回の外側の翼端が走っているか」です。
風で流されようと、一定のバンクで速度を保って旋回を続けていれば、旋回の外側の翼端は同じように円を描いて走っていきます。
一周にかかる時間(=旋回のリズム)も変わらないはずです。
この翼端が走っているかどうかは、機速の指標にもなるのです。
繰り返しになりますが、旋回のときは外側の翼端を注意して見るようにしてみるといいでしょう。
ただし他のポイントも忘れずチェックしてください。

ところで私の場合、風の中での対気速度は、姿勢のほかは主に舵の効き具合から推測しています。
ただし舵の効き具合はサーマルや下降気流の中でも変わると思いますので注意が必要です。

向こう向きと手前向き

旋回についてもう一つ注意すべき点があります。

「自分から離れる方向」に機首が向くときと、「自分のいる方向」に機首が向くときに錯覚によってピッチングを生じやすいのです。

100108a具体的には、自分から離れる方向に向くときに上を向いて減速してしまう人が見受けられます。
また、こちらを向くときに下向きに加速してしまう傾向のある人がいます。
これは機体のいる高度の水平面を錯覚していることが原因だと思われます。

図で赤い面が(多くの人に見られる)錯覚の水平面になります。
図の機体が錯覚の水平面に沿って右旋回しようとすると機種上げになってしまうのです。

これを修正するには、風のない日に自分からまっすぐ遠ざかる機体を観察して、機体の腹の見え方をよく観察するといいでしょう。
また、自分からまっすぐ遠ざかる方向で機首下げになる(ダイブする)ことを恐れる人がいるようです。これもまた「向こう向きで機種上げ」を引き起こす原因かも知れません。
少し高い高度で意図してやってみるなどするのもいいでしょう。

短くなりましたが今回はこの辺で。
次回は判断能力の話に入ってみましょう。

|

« 上達法を探る 03 | トップページ | これは楽しい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 上達法を探る 03 | トップページ | これは楽しい »