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2009年3月24日 (火)

無の境地

イチローが会見で「あの場面でいろんなことを考えた。本当なら無の境地がいいのだろうが」と言っていました。

これについて最近思うところがあります。

集中して無の境地、というのは大変難しい。いや出来る人がいるなら見てみたいです。
大事な場面で集中しようとするほど周りが見えなくなり、なにかを見落とすという人なら多いかもしれません。

そこで私は考えを改めてみました。

集中もできず無の境地にもなれないなら、いっそ感じること全部に集中してやろう。
気が散るんじゃなく完全に気を散らしてしまえばいい。
そうすればかえって無の境地に近づけるんじゃないか。
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という芭蕉の句はひょっとするとこういう心理状態なのではなかろうか、などと勝手な解釈をしたり。

このように心がけていたのですが、試す場がありました。

前回のカップの予選。
風の音、他の選手の話す内容、気温、プロポの手触り、尿意、そのほか感じる全てのことに集中してみました。
すると脳から余計な力が抜けて、わりとマシな結果に。

しかし、決勝ではその方法自体を忘れてしまいました。結果、自分の機体だけしか見えない極度の視野狭窄に陥り、精神を立て直す術をなくしたのでした。

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糸リンク

どうして糸リンクを使い続けるのか、糸派の主張を述べておきます。
もとより主観に基づく文章なのでフェアでない点はご了承下さい。

※DLGにおける糸リンクは淘汰されつつある少数派です。
私は多数派には総合的に少数派よりマシだと言える理由が必ずあると思います。ですので、これを読んで変な影響を受けないようご注意下さい。

糸を使い続けるのは、①軽いから、②楽だから、③現状の糸からわざわざ替える必要性が見あたらないから、というのが主な理由です。

①重量はターンポイント等の特有パーツを含めても無視しうるレベルです。これは軽量化著しい昨今の機体にあっては極めて重要です。後部を軽量化すればその数倍の重量を機首から取り除けるからです。

②楽というのは、工作や特性に慣れているからです。
慣れを要するというふうに裏を返せばデメリットになります。

③替える必要がないというのは、ロッドの機体を飛ばしても明確な良さを感じないのです。ただし職人が完璧に作ったロッドリンクの機体は飛ばしたことがありません。その点フェアじゃないですが。

一方、少ない経験の限りではロッドリンクを正確に作るのはかなり面倒に感じます。
サーボの搭載位置の上下まで考慮しつつ、パーツの上に沿ってできるだけ直線にリンクするというのは実に厳しい課題です(私の工作技量では相当がんばっても動作に不満を感じます)。それに比べれば糸は「空間」を通してしまえるので、考えることが少ないのです。

ロッドリンクをして「DLGに関しては最も優れた方法」というようなことを書く人がいるようですが、少なくとも私にとっては現時点では賛同できないわけです。

そのほかの理由も考えてみました。
糸は錆びません。また「遠距離かつ細いワイヤーに依存したプッシュ動作」、という(両動作方向の)不均衡かつ不確実な要素がありません。
さらに、空力的にバランスしていない舵面(ことにコード長のあるラダー)にテンションをかけることでフラッター防止に役立ちます。
慣れれば現場でリンケージのやり直しが出来ます。
たとえばパイプに触れてアウターが外れるというトラブル要素もありません。

しかし糸にはデメリットがあることもたしかです。これを正確に把握して慎重に避ける必要はあります。
主なデメリットとしては①フリクションを増やす要素が多い、②ゆるみの危険、③潜在的占有体積(通る場所)が大きい、④サーボを選ぶ、などが挙げられます。

①フリクション対策としてはまず、PE糸をよく選ぶことが必要です。ブランドが多いので具体的にどれがよいとは申し上げられませんが。
糸は出来るだけ絡まないようにするために、まずリーダー糸を一本通しておき、これで必要な数の糸をまとめて引っ張って通します。一本ずつ通す必要がある場合はすでに通した糸をぴんと張ってテープで止めておき、他の糸を通す際にできるだけパイプ内で絡まないようにします。

また、糸のアウトレット穴をきれいに整えることが必要です。折ったペーパーを鋭角三角形に切り、穴に差し込んできれいにやすって下さい。
あるいはアウトレットにテフロンチューブを使っても重量的には無視できるでしょう。

②サーボ側ホーンはクリンチノットできつく結び、瞬間で固めます。そのあと、自由に結び目が動くようにしてやります。

サーボホーンを削り、ホーンを振っても糸の長さが変わらないようにするのもゆるみ防止に効果的です(糸が動く範囲で、穴からホーン外周までの距離をそろえる)。最近はこの方法を用いています。

舵側ホーンを結ぶ場合はテンションをかける必要があります。サブトリムによる調整が少なくなるように結ぶにはいくらか練習が必要ですが、テンションをかけるときは糸を一回結んだ後に結び目をペンチでつぶすのがコツです。
そこにわずかな瞬間を流してからさらに二回縛ります。

糸は初期伸びで一度だけ伸びます。次の日テンションをチェックして、たるんでいたらやりなおしです(サブトリムをゼロに戻して、長い一本だけやり直せばよいです)。このとき、今ついている糸を使って新しい糸をパイプに導入してください。

慣れれば数年間たるまないリンクをすることが可能です。

③はどうしようもありません。バラストボックスを作るときは考慮を要します。
糸を逃がしたい部分にパイプに通しても良いですが、リンケージのやり直しで苦労する可能性もありますのでご注意下さい。

ところで、糸リンクはサーボホーンが両側に出て抵抗が大きい、かっこわるいという話も聞きました。
わたしはエレベータについてはリターン式片側ホーンを用いていますので、エレベータに関してはこの批判は当たりません。
多くのDLGの水平尾翼は機軸から上下方向にオフセットされていますので、遠い側のホーンへ通ずる糸はテールパイプから大きな角度で曲がることになります。
リターン式片側ホーンはこれを防ぐ狙いもあります。ただし、ターンポイントをうまく作らないとかえって無視できないフリクションを生じます。

ラダーはたしかに現在のところ両側ホーンです。

しかし、実は「ラダー動翼をパイプ後端より後方に配しても」、糸両引きのまま片側ホーンとする方法はあります。
こうするとヒンジと反対側にホーンを置くことでホーンを短くできます。ただ、テンションをかけることによるフラッターの防止というメリットは得られません。
わたしのF3Jスープラはこの方法を使っています。糸のメリットが減殺されてしまう難点があるため、現在DLGには採用していません。

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2009年3月18日 (水)

人工衛星を見よう

旧サイトでもリンクしていた軌道予報サイトHeavens Aboveです。

http://www.heavens-above.com/

Configurationというところからお住まいの緯度経度を入力すると、衛星の通過予測を見ることが出来ます(英語のサイトです)。
なかなか楽しいので、双眼鏡片手に空を眺めてみてはいかがでしょう。

日付が変わりましたが、今夜はISSとディスカバリーが肉眼で見えました。
間隔は10分ほどで、ISSの視界没後しばらくしてディスカバリーが追っていきました。
数年前にはISSとソユーズがわずかな間隔で並んでいる姿も見えました。

なお、ISSは完成すると金星よりも明るくなるそうです。

このサイトで予測しているイリジウムフレアというのは、携帯電話の中継衛星が明るく輝く現象です。しかしこの予報は衛星の角度等によって外れることも多いようです。
今日の予報は最大-5等級ということでしたがどう見ても+3~4等級で、見逃すところでした。

Mag.(マグニチュード)と表示されるのが等級です。
Alt.(アルティテュード)が見かけの高度、Az.(アジマス)が方位です。

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2009年3月15日 (日)

よくおぼえていない

覚えていないのはスコアのことです。

今シーズン開幕戦です。
数日前に少し飛ばしただけで長いブランク、などという言い訳は通じません。
岡本さん(A4FX)、ヨシダさん(A4)、西川コーチ親子(A5-2)を相手に戦って参りました。

晴天、風速は平均5m/s、ガストは10m/s程度あり、帰ってこれないフライトも散見されました。
はっきり言ってA5-2には厳しい条件で、主にA4の出番となりました。

スコアは覚えていませんがいつものような大敗はしていないはずです。
ただし岡本さんとヨシダさんに負けたことは確かです。

DLA4FXとの対戦&味見もしてきました。

インプレですが、高い、速い、良く浮く。しかも操縦性が抜群。
絶対壊れないからフルパワーで投げていいよ、と言われたのでそれではと100%をかけてみました。
とんでもない高さです。これは1機ほしい。しかし現在調達計画がありません。

わたくしごとですが、かつてのように競技で出場者中最高高度を狙えると感じました。

軽く投げても相当上がる、というA5-2とは違います。
軽量級でない機体を力一杯ブン投げて飛び抜ける、その爽快感を久しぶりに味わいました。
しかも、これまで中量級の機体が軽量級に対して味わってきた弱みをカバーできそうな浮きと脚の長さを持っています。

軽い機体に有利な条件はありませんでしたので、そういう場面での評価はこれからです。
しかし今日の条件下では、集まった中で最も優れた機体だったでしょう。

操縦が非常に容易だった点も特筆しておきます。
これは軽量サーボで軽量化する必要がないため、4サーボを全て9g級デジタルとしていることも影響しています。
注文再開後はA5-2が一番人気ということですが、ランチに自信のある方にはFXをお勧めしておきます。
もっとも幅広い条件で楽しめる機体ではないかと思います。

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2009年3月12日 (木)

改修後

改修の成果です。
日没後、気温がぐっと下がりしかも強風。悪条件をおしてテストです。

DLA5-2

空力改善の効果はわかりませんでした。

12gバラストは良好。ベストと見込んだ210gは切っていますが通常はこれでOKでしょう。

37gバラストは×。何がいけないって、フィンガーガードを使っているのに指が痛くて強く投げられません。
無理に力を入れると板ペグが指に食い込んで離れず、ランチで左へGo。
力を入れられないためランチが上がりません。
そもそもの問題は板ペグです。今後フルサイズ機ではボツとします。

私のランチのセオリーでは最終段階で機体を強く左翼端方向に引くため、そのまま瞬間的にリリースするためにはペグ後縁に大きなRが必要なのです(ペグを前から見て「3」に近づけることで「接地圧」を下げられれば、薄いペグにも可能性はあります)。

気に入らないのですがペグはカーボンピンで深く固定されていて、どう考えても交換不可です。
大きいバラストを生かすにはペグを生かしたまま改造するほかありません。さあ頭が痛い。

DLA4

こちらは空力改善が効いたようで、重量増は3gほどですが足が速くなったことを実感しました。
根本的な改善にはポッドを作り直すしかないのですが、時間がないのでこれでよしとしておきます。

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改修中

1ヶ月以上飛ばしていませんが、ぼちぼちとDLA5-2とDLA4の改修を始めました。
ようやく今シーズンの開幕というところです。
ただしランチャーは腰痛のため2軍スタートです。

DLA5-2は最適重量と思われる210g以上を標準状態とするための改修を行いました。まずバラストボックスをカーボン製にしました。バルサ製グラス巻きでは一定以上のバラストに耐えられず壊れてしまうのです。
わたしのDLA5-2は糸リンクの機体ゆえ、バラストボックスは糸を阻害しない形にする必要があります。
以前に写真を載せた個体(ロッドリンクのもの)のようにカーボンパイプを縦に接着という安易なことは出来ません。
そこで楕円形バルサを離型処理し、カーボンを巻いて釜に投入しました。
なおこの場合ブルーフォームなどは使えません。釜の熱でやられてしまうためです。

容量的には最大70gのバラストが入りますが、おそらく機体が破壊します。
最大バラストは容量の半分程度の37gに制限しました。それ以上の条件は頑丈なDLA4が担えばいいでしょう。
普段は12gのバラストを載せて飛ばし、無風の時だけノーバラとすることにしました。

同時に簡単な翼胴フェアリングも作って空力の改善を目指しました。

DLA4の方は、最大の抵抗源と思われる主翼マウント付近にフェアリングを設け、その中をバラストボックスとしました。

近く、今年始めてとなる兵庫県に赴いてテストしてきます。
新オールラウンダーのA4FXがデビューしているらしいので、そちらとの対戦も楽しみです。

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