« 30回カップ参戦記 | トップページ | 後の祭り »

2008年7月 8日 (火)

DLX

珍しい機体が入庫していますので掲載しておきます。
オーバーホールが成ってまもなく新しいオーナーの下に嫁ぎます。

Dlx001

HL-1DLX(AG)です。クラフトるうむの第一世代のDLG、HL-1DLXの後期型で、数機しかないという噂のAG翼を持つモデルです。2003年ごろのものでしょうか。

HL-1DLXは、クラフトるうむ初のDLG、HL-1DLのポッドを換えたマイナーチェンジ版です。スパンは1260mmでジャベリン投げのHL-1スプリントと同じです。
HL-1DLまではポッドもスプリントと共通でした。HL-1伝統の発砲コア・バルサプランク・フィルム貼りですがこの構造でDLGを実現するには凝ったカーボンロッドの補強を必要としました。そのため重量は必然的に重くなり、翼面過重は高めでした。
同じ構造の次世代機DLA(1)はサイズが拡大され、この点は改善されました。
DLA2からは直貼りとなって現在に至っています。

Dlx003 シャープな造形のポッドです。整備性を向上するため、機首にメカハッチを新設しました。Dlx004

前オーナーがペグに変えていましたが、エアログリップに戻しました。なおエアログリップの命名も(エアロペグ同様)に私です。たぶんですが。
抵抗が少ない形状で、現在の目で見ても優れた方式だと思います。適用対象は軽い機体に限られますが。

Dlx005

Dlx006

このようにグリップします。人差し指1本でも中指を添えても構いません。SAL運動の第二軸(ペグ軸)は、この機体では手首が担います。そのためスパンが短くてもアームが長くなり、また安定した第二軸回りの回転が可能です。
デメリットは、フリクション式グリップゆえその日の湿度等によってリリースが若干安定しない点です。

リポを搭載し、総重量は212gです。電池が軽くなった分をハッチ周囲の補強に振り向けましたが、ノーズバラストが多く載っています。壊れていた垂直尾翼を在来方式で作り直しましたが、テールが重いです(垂直9g、水平11g)。リブ組み尾翼を採用するにはパイプが細すぎました。

インプレッションです。
ランチ高度は7割のパワーで30m程度です。ランチ直後の揺動が大きく、さすがに最新の機種のようには上がりません。このころの試行錯誤が思い出されます。
上空の操縦はラダー機としてはさほど容易な部類とは言えません。上反角は最小限で、しかもテールモーメントは短くなっています。そのため旋回中でもヨー安定が若干不足します。
しかし旋回に入ること自体は容易です。後退角効果によるものでしょうか。

滑空性能は良好と言えます。しかし今日の目から見れば重い機体と言えるでしょう。
翼型はおそらくAG04を採用しています。S4083改と比べて速度のピックアップが早く感じます。失速は穏やかです。

(HL-1DLのDLはドラゴン・レディおよびディスカス・ランチの頭文字でもあります。
DLGの上昇する姿に昇竜をイメージしてドラゴンの名を入れてありますが、また同時に私の好きなカクテルの名前でもあります。ただ、このカクテルはどこのお店でもメニューに載っているわけではないようです。
さらに、ドラゴンレディは外観がグライダーを思わせるロッキードU2Rの愛称でもあります。いろんな意味を含めて名前を贈らせていただきました。)

Ku 猫三姉妹のトリをつとめる「くー」です。
姉妹の中で一番の美形ですが、よくこういうだらしない格好で毛繕いをします。

|

« 30回カップ参戦記 | トップページ | 後の祭り »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 30回カップ参戦記 | トップページ | 後の祭り »