« ムカゴのおつまみなど | トップページ | ショックコード »

2007年10月25日 (木)

タスクA、R

静岡HLGフェスタで行われたF3Kタスクについて私のとった攻略法を記しておきます。グループで練習されている方にとっては常識であったり間違っていたりすることがあるかもしれません。私と同じように一人で飛ばしておられる方の参考になればと思います。
製作等でいそがしかったため実際の練習はしていません。イメージトレーニングだけを道中に行いました。
事前のイメージトレーニングはとても重要だと思います。やるべきことをその場で考えても、出来ない人の方が多いんじゃないでしょうか。

◆タスクAは30秒の倍数を飛ばします。すると実際上可能な最大秒数は9分30秒(=19点)です。つまり30秒のマージンを飛行時間のオーバーとランチに振り向けられます。
このタスクは1分を9回投げ、18点を確実に取ることを目指します。
飛行時間の許容オーバーは1~2秒、ランチにかかるのは最低2秒と設定します。途中1回以上1分半を飛べば19点を狙えることになります。

チェックポイントは10秒(最初の一投目のみ15秒)と40秒です。ここで着陸するかどうかを決断します。10秒はランチ直後にシンクに出会って30秒であきらめる場合、40秒は1分か1分半かを決断します。
決断したら迷わず降ろした方が良いです。パターンを作って頭を使う回数を減らし、サーマルと時間オーバーを減らすことに集中するようにします。
その後のチェックポイントは各20秒前(1分10秒、1分40秒、2分10秒)となります。

私は予選ではハンドキャッチ(ペグキャッチ)はしません。ハンドキャッチはキャッチの高さ等に気を使ってしまい、時間調整に気を使えないばかりか、ランチに移る体勢を乱しがちです。その点地面に降ろせば毎回同じ高さ、すなわち地面からランチ運動を始められるのです。
また、機体に合わせて走る必要が少ないので機体を手から落として尾翼を壊すこともありませんし、風に対する向きもそろえやすくなります(右利きは機首を風上から45度以上右に振って降ろす方が有利だと思いますが、ハンドキャッチではこれは難しくなります)。
ただし、地面に降ろす場合は高度マージンが1~2秒分少なくなるデメリットがあります。

降ろすときは速度を速めに保ったままフルブレーキで進入し、目標時間をクリアした瞬間一気にブレーキを開放して自分の足元にこすりつけます。速度を保つのはエネルギーを温存して沈下に備えるためです。機体の消耗に備えて丈夫なグラス製テールスキッドを設けたり、機首をテフロンテープで保護するなどしておくとよいでしょう。

このタスクでは(衝突を避ける目的以外で)他機を見る必要はあまりありません。時間に余裕があれば着陸の楽な空きスペースに移動します。

このタスクを優位に進める要素は、急いだランチでも60秒以上を確実に滞空できる高度と、ブレーキ性能の把握です。平均的な競技用機で、毎回35m以上のランチができればふつう60秒以上の確保は可能です。
ランチについてはここでは多くを書きませんが、腕力の重要度は高くない気がしています。私より腕力のある人は当日何人もいたはずです。腕力で上がるなら体を鍛えますが、私は今のところその必要を感じていません。
フルブレーキでも速度で効きが違いますから、これを使い分けて時間と場所を調整します。

20秒前にチェックポイントを置くということは、20秒で降ろせる範囲で飛ばすということです(はるか高い位置にいる場合はこの限りではありませんが、あまり上げると後々着陸判断が難しくなりますよ)。最初だけ15秒としているのは、第一投は余裕があるので高いランチが期待できるためと、最初の15秒で遠くまで行ってしまうことが考えづらいからです。

このタスクは戦術が比較的単純なので、グループに何人も18点以上が出る高レベルの争いになることが多いでしょう。高得点を確実にキープしておきたいタスクです。

静岡当日は19点を獲得できました。

◆タスクRは早投げがもっとも重要な要素となるタスクです。このタスクは今後レベルアップが予想されます。早く良いランチを行う練習が必要になるでしょう。そのためにはまず普段から無駄に走らないことだと思っています。今回の優勝者は二歩目で投げています。つまり回転のためのステップをしているだけで、走っていません。

最近の最速ランチは平均1秒台になっています。これはペグキャッチなしには不可能です。しかしわたしはこれをあきらめて、地面に降ろして無難に平均2秒を目指します。
地面に降ろせば平均2秒が可能です。逆に平均2秒を切ることは難しいようです。
なぜ地面に降ろすのかはタスクAと同じ理由ですが、付け加えるならば、ペグキャッチは適切な高度で適切な風向きでキャッチしなければ理想的なランチには移れません。また、つかむ場所がずれればランチは大きく下がります。
ペグキャッチはよほど練習を積まない限り、毎回のランチの精度=高度の低下を招きます。一度の失敗ランチで大きく得点を落としかねません。対して地面に降ろして平均2秒のスコアを出しておけば、(現状の競技レベルでは)平均1秒台のフライヤーと当たってもおそらく予選通過に必要な点数を確保できるでしょう。ペグキャッチは決勝でだけやればいいことだと思います。
このあたりの方針はいろいろあるところでしょうし、競技レベルにも左右されることです。いずれ必須の技術になってくる可能性はあります。

飛行中、余裕のあるときに他のフライヤーを見てサーマルを探します。ただし衝突回避は予選の鉄則だと思います。
滞空時間の最後の1秒を気にするよりも、ランチしやすい場所・向きに降ろすことに気を配った方が良いと思われます。

静岡当日は6投・588秒で、ちょうど2秒平均でした(1投目は早く動作を起こすのでそこまでかかっていないはずですが)。私のグループではこのタイムで1000点を取れましたが、他の多くのグループではこのタイムでは1000点は取れていません。地面に降ろしていてはトップレベルに届かないのです。

|

« ムカゴのおつまみなど | トップページ | ショックコード »